薬剤師が希望通りの転職に成功させたいなら認定薬剤師の取得を目指そう

薬剤師免許は生涯にわたって有効

実は、薬剤師は医師や歯科医師と同じように免許に有効期限が定められておらず、医道審議会で免許取消の処分を受けない限り生涯にわたって免許は有効となっています。
このため、薬剤師の質については免許の有無ではなく、認定薬剤師を取得していることが重要となります。
現在、認定薬剤師の制度は大きく3種類に大別されます。
1つ目は生涯研修認定制度で、職能の向上を目的とした研修の企画や実施、参加などをした成果に対して単位を与え、新規申請者については直近4年以内に40単位以上、更新申請者については認定後3年間で30単位以上取得した者を研修認定薬剤師として認定する制度です。
2つ目は特定領域認定制度で、がん薬物療法やHIV感染症薬物療法、抗菌化学療法、漢方薬、救急などといった特定の領域について、決められた期間で一定以上の研修実績を挙げた者を特定領域における認定薬剤師として認定する制度で、生涯研修認定制度の仕組みを利用して、薬学関連の学術団体が独自に実施しています。
3つ目は専門薬剤師認定制度で、特定の疾病や診療領域について、薬学からのアプローチによってチーム医療や地域医療、福祉、保健などに貢献する能力が十分に備わっている者を認定するもので、特定領域認定制度と同様に学術団体が独自に実施しています。
認定薬剤師として認められるためには、申請資格を満たした状態で認定団体に申請書類一式を提出し、その後行われる審査に合格しなければなりません。
申請資格は認定制度を実施している学術団体ごとに異なりますが、前述のように一定以上の単位を取得していることのほかにも、学術団体の会員になっていること、少なくとも5年程度の実務経験があること、認定を受けようとしている領域に関して患者や医療関係者に指導した実績があること、学術団体が認定する研修施設で指定された研修を受けていること、認定を受けようとしている領域に関する講習会に複数回参加していること、医療施設の施設長からの推薦があることなど、たくさんの要件が設けられており、すべてを満たさなければ認定を受けることができません。
また、一度認定を受けた後の更新手続きについても、新規申請時と同程度に厳しい要件が設定されており、資格を維持するためには毎年コンスタントに研修や講習会に参加することが必須となります。

薬剤師が勤務する場所 / 薬剤師免許は生涯にわたって有効